2年目のカリキュラム

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2年生は1年目の必須カリキュラムとは違い、すべて選択科目です。アントレプレナーシップ系科目が充実しているのは言うまでもありませんが、それ以外にも興味深い科目が多く、自分のキャリアプランに沿った授業を選択することができます。基本的には、将来自分のやりたいことと照らし合わせてクラスを取ることをお薦めします。また、秋にメジャーなクラスをたくさん取るようにすることがポイントです。春は授業が少なめなので、取りたかったものがなかったり、他の授業とかぶる可能性があります。ここではバブソンの特色が強く出ており、人気のある科目をいくつか紹介します。

Entrepreneurship
バブソン大学のプログラムの象徴的な科目のうちの一つです。主にアントレプレナーの経験や特質、ビジネスプランの作成について学びます。最初の数回の授業でグループをつくりそのグループ単位でビジネスプランのプレゼンテーションを中間と期末に行います。Babsonでアントレを目指す学生はこのクラスをほぼ間違いなく取ります。ここから選ばれた人のみEIT(ビジネス立ち上げのサポートを学校から得られます)というプログラムに春から参加することができます。このクラスではビジネスプランを書くというのが目的です。ビジネスプランを書く必要性があるかどうか判断してから授業をとるのもいいかと思います。

Marketing for Entrepreneurs

Babsonの学生は、いつかは起業家になりたいと思っている人が多いと思います。その中でも特にお薦めしたいのは、この授業。タイトルと授業の中身に違いがあるのですが、今持っているアイデアが本当に通用するかを、実際のお客さんに話をしにいくというかなり実践的な授業です。最初の授業から今までアントレというとビジネスプランを書く、製品をまずは作るいう概念がありますが、それを真っ向から否定されます。かなりeye-openingですが、とても的を得ています。教授(Bob Caspe)は今までにいくつもビジネスの立ち上げを経験しています。正直に、また親身になって授業外でもコンサルティングをしてくれます。この授業がBabsonの中で一番アントレを学べる授業だと評価する人もいます。

Financing the Entrepreneurial Ventures

この講座では、スタートアップ企業などの視点から様々なファイナンス手法と戦略について学びます。特に数回要求されるレポートの課題ではケースに基づき経営者がどういった財務戦略を取るかを説明することが主なポイントとなります。加えてグループプロジェクトでは、グループごとに割り当てられた様々な資金提供者(ベンチャーキャピタル、銀行、政府等)についてのリサーチ(インタビューも必須)・プレゼンテーションを行います。また数回の授業ではゲストスピーカーがプレゼンテーションを行います。

Corporate Entrepreneurship

企業の成長過程(新規マーケット開拓、スケール拡張、または事業拡大のブレークスルーを狙った新規ビジネス立上げ、etc.)において直面する様々な課題とその解決方法を、実際のビジネスケースを用いて議論する授業です。常に自分の働く企業の成長を想定して(照らし合わせて)マネジメントを学ぶという点で、効果的な良い教材が揃っています。 ケースではグローバル企業が多く取り上げられるため、ディスカッションでは「カルチャ」、「ビジネススタイル」等、日本人としての見解も強く要求されます。グローバル市場で企業を如何に成長させていくかを考察する上でも価値のある授業だと思います。 また、スロットが夕方のため、仕事を持ちながら通うイブニングMBA学生もクラスに多数います。中には今年起業したばかりの学生もいて、リアリティに富んだ議論を行うことが出来る点でも貴重な機会です。

Leading and Managing Change

企業は変革し続けなければ衰退するという視点に基づき、変革への取り組みで遭遇する課題、変革に取り組むべきタイミング、変革に必要な要素、etc, 如何に企業改革をリードしていくかに焦点をあてたリーダーシップのクラスです。こうしたテーマで完璧な「正答」はなく、勿論、学生も各自の経験に基づいた様々な考えを述べますが、教授自身が各学生の考えに対し毎回しっかりコメントを入れるので、多様な見解を踏まえつつ押さえるべきポイントはしっかり学ぶことが出来る授業です。 特に、ビジネスに対する判断基準は、各個人の社内経験を軸に培われてきた部分が大きいと考えますが、「企業改革」に焦点を当てながら自分の判断基準について真摯に見つめなおすという意味でも、このクラスでは興味深いディスカッションに取り組めると思います。

Managing in Turnaround Companies

ターンアラウンドマネジャーとして、企業経営者として知っておくべきことを幅広く学ぶ授業です。担当のGary Dicamilloは、ばりばっりのターンアラウンドマネジャー。Black and Decker、Polaroid、TAC Worldwide Companiesなど比較的大きな会社の企業再生請負人としてキャリアを積み、いまは企業再生コンサルのパートナーをやっています。将来、経営に関わりたいと考えている人は、企業再生に興味がなくても、絶対とるべき授業の一つです。企業再生のイロハだけでなく、組合との折衝、ファミリービジネス、リーダーシップ、倒産、資金繰り、など扱うテーマは幅広く、教授の人柄も含めて多くを学べる。

Marketing Research

私が取った中でのお奨めの一つは、Anne Roggeveen教授のMarketing Researchです。状況別にどのような、リサーチを行えば良いのかということと、実際のデータの解析に必要なSPSSという統計ソフトの使用について、授業で学ぶ事ができます。クラスでは、チームごとのプロジェクトで実際にリサーチの設計から分析までを担当してプレゼンテーションをします。


Buying a small business

Kevin Mulvaney教授が担当する、他の学校にはないユニークな科目です。$5millionくらいまでのスモールビジネスを買う上での方法を学びます。中規模・大規模の企業の買収とは違い、まともな財務諸表(信用できる財務諸表)がないなど、限られた情報の範囲でどのように企業を評価し、どのように買収のための資金調達をするのかなど、実践的なことが学べます。中規模・大規模企業の買収と違い、扱う情報量は少ないですが、その分限られた情報の中でどのような情報をピックアップして、自分なりにどのように企業を評価するかということが学べるので、同じ教授が教えているM&Aとはまた違った意味で面白い授業だと思います。

Managing Growing Businesses

Edward Marram教授が担当する、事業の成長とマネジメントに関する授業です。成長過程の企業特有の問題(Cash不足、権限委譲、オーナーシップ問題など)について学びます。教授は立ち上げから会社をかなりの多額で売却をした有名な方です。また、数多くの起業家の生の声を聞けるので、起業志向の強い人にはお勧め。また、ベンチャー企業での実務経験があると、いろいろ突っ込んだ質問を、経験者に対してできるので、より価値が高いと思います。

Brand Management

Jon Kerbs教授が担当し、体系的にブランドについて学べます。ただ、教授が自分の意見を言わない人で、クラスディスカッションも深まらない場合が多いので、どの教科書を読めば授業を受ける必要がないという意見の人もいます。

Marketing High Tech Products

授業のフォーカスは、ハイテク商品向けのマーケティングですが、1年目のマーケティングの総復習にはよい授業とも言える。やや理論によりすぎている所があって、実務面でのフォローが弱いのだが、それでも教授の人間性と真剣さをベースにしたクラスディスカッションは傾聴に値し、どんな質問でも好意的にリスポンスしてくれる。担当のAnirudh Dhebar教授はかなり頭の回転が速く、独自の理論を展開してくれます。クラス・ファシリテーションも非常に上手い。コンセプチュアルな内容が多く、実践的なことを学びたい人には不向きかも知れませんが、とても多くのことを学べたので自分はとても満足しています。また、個人的には就職活動に役立ちました。

M&A for Entrepreneurs
Kevin Mulvaney教授によるかなりworkloadのきつい授業ですが、実践的ですし、教授もかなり人気があります。基本的には、事業系か金融系の買収者になって、4回のディールブックを通して、M&A実務の実際を学ぶ内容になっています。M&A周りの実務を知り尽くしている教授である上に、ものすごく一生懸命教えるので、将来中堅~大企業でM&Aにかかわる可能性がある人は取っておくべき授業。重たいグループワークもいい経験になる。

Negotiations
Harvardからの教授がスキルを伝授してくれます。